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キャッチコピーの事例

irumo(イルモ)のキャッチコピーを考察

キャッチコピーCase No.20 ユーザーの声を代弁

キャッチコピーの事例を取り上げる第20回は、「irumo(イルモ)」のキャッチコピーです。

こんなドコモを待っていた。

コピーライターは、永友鎬載さん。

ドコモがデータ通信量をあまり使わないユーザーの声に応えた料金プラン「irumo」。そうです、ユーザーは、こんな料金プランを待っていたのです。いや、他のユーザーのことはわかりませんが、私は待っていました。

石原さとみさん出演のCMで知り、早速7月末にギガライトからirumoの0.5GBプラン(550円/月)に変更しました。メールアドレスはオプション(330円/月)になりますが、それでも、880円(税込)という安さ。ほとんどスマホでネットにアクセスしない私にとっては、待ち望んでいたプランです。しかも、私はhome5Gを使っているので、スマホのデータ通信量をもう少し増やす必要が出てきた場合でも「home5Gセット割」が適用されるので安い。これは、私にとって非常に良い料金プランです。

「こんなドコモを待っていた。」そう、まさに、私の声を代弁しているキャッチコピーです。きっと、私だけでなく、そう思ったユーザーは大勢いることでしょう。

ということで、キャッチコピーの型や作り方を自分なりに考えるという本題に入りますと、「ユーザーの声を代弁する」というキャッチコピーの作り方があるのではないか、というのが今回考えたことです。

ユーザーの声といっても、もし、「こんなプランを待っていた。」だったら、そのまますぎてキャッチコピーとしてはすこし弱い印象です。プランではなく、「ドコモ」とすることによって、キャッチコピーとして成立している気がします。

ここ数回、企業名や商品名を取り入れたキャッチコピーを集めていましたが、今回も、名称をうまく取り込んだ事例です。企業名や商品名を取り込むという視点を持っていることは、キャッチコピーを作る際に役立ちそうです。

初出:2023年09月17日