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睡眠

睡眠の役割とは何か

睡眠は長い間、ただの休息と思われ、研究者もほとんどいなかったといいます。しかし、現在では睡眠には、さまざまな役割があることがわかっており、一般にもたくさんの知見が伝えられています。

睡眠の役割としては、休息のほかに、記憶の整理および定着、ホルモンのバランスを調整する、免疫力を上げる、脳の老廃物を除去する、といったものが挙げられています。

睡眠と一口にいっても、眠っているあいだ私たちの体は、一定ではなく変化しています。大別すると、「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」というまったく異なる二つの状態があります。この二つの睡眠ステージでは、私たちの脳と身体はまったく異なる状態にあるといいます。

ノンレム睡眠は、4つ(ステージ1~4)に分けられます。ステージ1が浅いノンレム睡眠で、ステージ4が最も深いノンレム睡眠です。深い眠りに入った私たちは、なかなか目覚めない状態です。

私たちの一晩の眠りを、大まかに見てみると、まず夜眠りにつくと、浅いノンレム睡眠に入ります。ノンレム睡眠のステージ1から始まり、ステージ2、3、4と移ろっていき、やがてレム睡眠が現れます。このノンレム睡眠が始まってからレム睡眠が終わるまでが一つのセットで、「睡眠単位」と呼ばれています。この睡眠単位を、4~5回繰り返して、朝目覚めます。

補足すると、睡眠単位の繰り返しは、まったく同じではありません。睡眠が進むほど、すなわち睡眠の後半になるほど、深いノンレム睡眠は少なくなり、レム睡眠の時間が長くなります。

とても不思議で私たちにとって大切な睡眠。さまざまな情報がネットにもあふれています。なかには、そんなことをして大丈夫なのかと思うような睡眠技法的な話を目にすることもあります。睡眠の本を読んで、自分なりの睡眠についての知識を得たいものです。そんな私自身の学びの記録を今後、ここに残してみようと思います。

参考文献
スタンフォード式最高の睡眠(西野精治・サンマーク出版)

初出:2019年09月24日